米国国家非常事態宣言

米国国家非常事態宣言によって一気に1985ドル高という行って来いを演じた昨夜のNYです。ようやく大胆な政策がでたことで急反転となりましたが過去二回の週明けはいずれも大幅安です。
下げた理由としては市場が締まっている間に悪材料が溜まって週末の好材料を帳消しにしたり、口先介入の場合は催促するかの様に下落してきたわけです。
しかし今回はより具体的に踏み込んだことで期待はできます。日経平均もリーマンと並ぶPBR0.8倍台というレベルまで売り込まれたことで反発できる領域とも言えます。
しかし、今回の主な下落要因はコロナですのでV字回復に入るのではなく心地よい価格水準を見つけて行ったり来たりのレンジに入ると見ています。
四季報が来週発売されますがコロナによる影響を業績予定が加味しておらず中身は意味の薄いものになっているのは間違いないでしょう。よりコロナの影響が低い会社を選定する技量がなければ四季報の予定数値はあてになりません。もちろん段階的に買い下がっていく計画位は絶対に考えておかなければならないのは当たり前です。
リーマンショック時は娯楽は奪われませんでしたし、株をやってなければあまり影響がなかったという方もいたのも事実でしょう。しかし今回は全員マイナスの影響が出ているのは間違いありません。
医療技術が発達している現代において初めて日本が影響を受けるパンデミックといえると思います。高齢者の方に聞いても初めての経験だといわれていました。
つまり、ここからの恐怖はコロナの終息が遅れることによる企業や家庭へのダメージの大きさと時間。それが景気後退に繋がりギリシャの様な高リスク国の懸念が再燃することです。

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